成年被後見人の不動産売買の続き。

5月の最初に家裁に提出した義母名義の不動産売買のお伺い書類。家裁の成年後見人ハンドブックによると、申し立てから審判がくだされるまで2週間から3週間らしい。が書類が到着したであろう(簡易書留で送付したので受理が把握できる)その翌日に、家裁から電話。固定資産税の納付用紙に同封されている不動産評価額記載部分のコピーの提示を指示される。
成年後見人ハンドブック記載の不動産売買に必要なもののなかに、不動産の査定書というのはあったけれど、評価額云々はなかったのになぁ〜と思いつつ、もしかしてわざわざ不動産屋さんに査定してもらわんでも、役所から送られてくる納付書付随の評価額云々でよかったのか?と頭をよぎる。

正直、成年後見人になってから(私やないけれど、後見人は家人)、金融機関や生命保険会社とのやり取りの中で、成年後見人が対応するという機会がまだまだ少ないようで、対応の仕方が確定されていないような手探りのような印象を受けている。
この不動産の査定書云々も家裁からいただいた成年後見人としての仕事云々のハンドブックの中に記載されているのに、これも手探りなのか?

ま、それはさておき、その評価額記載ページをコピーして送る。よくよく、その額を見ると、家裁にお伺いをたてる売買代金とほぼ同額の評価額になっていることに、このとき気づく。これなら、別段問題なく審判はくだされるであろうと確信する。
そして、2週間から3週間という期日より早く、1週間で審判がくだされた。

裁判所なので案件やなくて事件なわけで、タイトルは審判で、主文もあるわけです。そないたいそうに書かんかて・・・と、こそっと突っ込む重々しい書類。そんなこんなでここからトントンと話が進むかと思いきや、家裁から許可が下りた趣旨を買い主さんに連絡してから3ヶ月音沙汰なし。もういらんのんやろか・・・と言いつつも、こちらも日常のばたばたに放置。数日前にやっと買い主さんから連絡がはいる。予定通り、家裁の審判通り買っていただけるということで、その件で司法書士さんから連絡が入るので今後のことは司法書士さんと・・・ということになった。

あら〜私が作った売買契約書(案)で家裁も許可審判をくだしはったので、当然、これの(案)を外して使うわけやし。私は自分たちでするつもりやったのになぁ。法務局のサイトに行けば、不動産売買による所有者移転申請書の注意事項があるしそれを参考にしたら、なんら問題なく出来るやんと思っていた私。司法書士さんが仲介することで契約に信頼度が増すのは否めないよな。その辺りで、高いお金を出して買う立場からしたらキチンと形を作っておきたいというところなんやろうか?
まぁ、こちらが司法書士さんにお願いしたわけやないし、この際やからプロはどうするのかを勉強させてもらうことにする。

ということで、昨夜、その司法書士さんとお話した。成年後見人である家人はこの手の話は苦手。なので、話が混み入ってくると、タッチ交代。義母所有の不動産についてはなんら問題なく進められるが、家が建っている区画、何十軒かで共同で所有する土地は義父名義。こちらも私たちは手放したいが、ここに関しては義父の承諾がいる。義父に正直に話すのはなかなか難しい。本人は義母のアルツハイマーが治ったらそこに帰るつもりでいてるので、その気持ちを無碍にはできない。今回は義母名義の不動産のみ契約を交わすことになる。

あちらの司法書士さんに今後の流れを確認する。この司法書士さん、ネットで調べると40歳手前。成年被後見人所有の不動産の売買契約は初めてのケースの様子。私は不動産売買は初めてなんだけれど。とても人の良さそうな話し方で好感が持てる。

以前、ちょっとしたことで対峙したことのある弁護士さんがあまりに品がなく、弁護士やからって偉そうにすなよ!と思ったことがある。
今回の不動産買主さんが司法書士さんのことを司法書士の先生と呼ぶのが、どうも解せない。というか、一般的に弁護士や政治家のことを先生と呼ぶことの意味がわからんのよ。あんまり関わりがないからいいんやけれど。

そして、今後、あちらの司法書士さんとのやり取りは、私が窓口ということで携帯番号を渡す。最終、契約を交わす段には、成年後見人が動かなければならないけれど。当然、私も便乗して新幹線に乗って出向く。

義母所有の不動産は田舎やし固定資産税もそない高くはないけれど、いずれ手放すなら継続的に固定資産税を支払うよりかは売買した方が賢明。私たちが元気ならいいけれど、義父母より早くどないかなることがあるかもしれない。その時に後を引き継ぐことになる我が家の子ども達が分かりいいよう、面倒でないように、預貯金資産に変えるのがより賢明。

ということで、年内に契約完了したいものやわo(*^ー^*)o

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