ガン保険の解約。

もっと早くに手続きをすればよかった。実父のガン保険の解約。
保険の解約にて、契約者本人でないと解約できないのではと危惧し放置していたが、毎月引き落とされる9,000円近い掛け金。
微妙に下がる年金と微妙に上がる入院代。
ガン保険の契約書をよくよく眺める。

黄金週間前、突然の下血でここ数日の命かも?と危機的状況から脱出した父は細々と命を繋いでいる。
どう考えても今後ガンになったからとその治療をする体力はないし、またしない。
仮にガンが原因で昇天したところで、65歳を超えると死亡保険金が下がる。
半年分の掛け金程度。
ていうか、今の状況なら最期は老衰で片付けられる気がする。
別にそれでいいねんけれど。
ならば、このガン保険は掛けている意味が全くない。
毎月の掛け金のほうが惜しい。もったいない。

解約の電話をしてみることにする。
事情を話す。脳梗塞にて意思確認はできるが字はかけない。私は実の娘。
解約の手続きをしたい。

本人の意思確認ができること、成年後見人がついていないか?の確認。(ついているなら成年後見人でないと手続きができない。)
本人の介護状況が確認できるものの提示ができるかどうか?
すべてがクリアにて解約に必要な書類を送ってもらう。

結構、あっさりと話が進んだ。
これはきっと解約したところで解約金(?)というのか、保険会社が1円たりとも出すことのない保険契約だからなんだと決めつける。
父と私の関係を証明するために戸籍謄本を取り寄せる。
私の身分証明書(運転免許書)と父の介護保険証をコピーする。

本籍地である町から戸籍謄本が届く。
んっ、戸籍抄本でもよかったみたいやね。
謄本には、先々月結婚した娘の除籍及び婚姻の履歴も書かれている。
記念のコピーを取る。なんでやねん(笑)

届いた書類は解約届と念書。
念書は私が手続きしたことに、あとから誰か文句を言ってきても保険会社は受け付けないと理解する。
ちゃうかも?いや、そんなところやろう。

そして小さく書かれている解約金。
あらっ、お金、返ってくるのや。
というても、掛け金3ヶ月分ぐらいやから大したことはないのやけれど。

いやはや、自分の保険契約さえ100%理解できているかというと少々不安なところに、保険契約書だけ預かっても、毎月引き落とされる掛け金がこの契約書とリンクするのか?を認識するにも時間が必要。
日常のバタバタでじっくり理解することもできず、とにかく引き落とされる残高確認と年金の入る様子確認だけで時間が経過。早7年。

ある日突然に始まる親の介護。
そのときに、年老いた親の通帳やら保険契約書やら年金手帳やら一手に預かっても、介護に時間が取られるだけで、とりあえず放置。
この辺りはやはりキチンと整理整頓して引継ぎ書を作っておくべきやな。
自分はまだまだ大丈夫と思わず、ある一定の年齢になるとそれらを用意しておくのは親の務めと思う今日この頃。

しかし、やっぱり、ボケたらあかんわ。
意思確認ができないという点でいろいろ面倒なだけ。
さて、成年後見人がついている義母もガン保険かけている。それも二つ!
えぇ〜いるん?いらんのんちゃうの?
年払いと月払いで年間10万円を超える。
ガンになるんやろか?もうならんやろ?
ガンより認知症のほうが重症やし。認知症保険はないんかい?

コメント

タイトルとURLをコピーしました