弁護士もただのにいちゃんww

家族が成年後見人をしている場合、被成年後見人の財産を横領するに違いない思考での国が決めた制度。
後見制度支援信託。
昨日、義父母ホームの帰りに、義母の成年後見人申立に付き合っていただいた社会福祉士さんに会い、今回の支援信託の詳細を説明する。
社会福祉士さんですら、この支援信託制度の詳細を熟知しておらず、1月の説明会の様子から弁護士選出およびその費用などなど、説明する。
お金を預けなさいという信託銀行が四行に指定されている点に、「えぇ~なんか策略を感じるなぁ。それ!」と真っ当な感想をもらしはる。

高齢化社会となり、認知症の高齢者が増えた。現在の80代の高齢者は転職することなく同じ会社で30年、40年勤め上げるという世代。戦後の動乱の中、高度成長期の日本を支えた世代。物資のない時代を過ごしたその世代はモノを大切にする。無駄遣いをしない。ゆえにそこそこの預貯金を保持し、年金もそこそこ受給。
少しでも利息を増やそうと定期預金に預ける。
年齢を重ね、認知症を発症。施設にはいるとか、介護施設と契約するとか、入院するとか、で固まったお金が必要となる。家族が本人の通帳から引き出そうとするが定期預金は本人でないと解約できない。

あぁ、困った・・・・金融機関は言う、「成年後見人制度を利用されては?」
介護施設は言う、「社会福祉士さんに相談したら成年後見の申立もご家族でできるのでは?」

そして、自分が死んだら家族に譲ろうと思っていた認知症の方の財産は、国に吸い取られるというワナにはめられる。

そのワナにまんまとはめられた我が家は、本日、弁護士が義母に会いにやってきた。
10時半の約束ではあったけれど、絶対早めに来て、探りをいれよるに違いないと思った私は弁護士より早く行っといたろとホームに向かう。
ホーム事務所の人には来訪する弁護士名を伝え、来たら義母のところに案内してくれるようにお願いする。

ホームの管理者には前日、
「いよいよ明日来はるねん、弁護士。」
「何しにくるん?」
「えぇ~最初はおかーさんの財産を信託銀行に預けることを確認するとか言うてたけれど、そんな話、理解できるわけないし。」
「ほんまやねぇ。」
「あとは、あれちゃう、成年後見人としてちゃんとおかーさんの面倒をみてるかどうか?を確認しにきよるんやろ。それで成年後見人として認められんかったら、成年後見人を辞めさせて弁護士の成年後見人を選出しようと思っているんやない。」
「どこの家族よりしょっちゅう来るし、ちゃんとしているって言うとくわ。」
「頼むわ。」
と話済み。

また、弁護士面会時に義父が義母のところに下りてきたらややこしいので、義父の階のスタッフさんに義母のところに弁護士がくること、その間、義父が下りてこないようしてほしいと頼む。
スタッフのお兄ちゃんは、「えっ?弁護士!!」と弁護士にビビるから
「あぁ~ただのおっちゃんや、どっちゅうことあらへん。」と言うとく。

当然、義母の階のスタッフさんにも、弁護士来訪のことを告げる。
「おかーさんはいつも通り、ここに座ってもらっていいし、ここで弁護士に会ってもらうから。別室で面会なんかしたらおかーさんが精神的に不安になるし、そんなことは必要ないと思う。」で、本日を迎える。

そして、予想通りに10時過ぎにやってきた。
第一声が「僕がくることをおかあさんには説明されました?」と。
「いえ、していません。」
してもわからんし。
ていうか、どう説明するねん。
ていうか、したところで数秒前のことも忘れているしな。

義母の前にいる弁護士のことを、
「この方は弁護士の〇〇さんやで、おかーさん。」という紹介すらしたれへん私。
いらんやろ、必要ないやろ。
「にいちゃ~ん。」と紹介の必要なく、弁護士を兄ちゃん呼ばわりする義母。
行け!行け!!行ってまえ!!
「にいちゃん、ほっぺたがまるぅって可愛いのぉ~。」
にいちゃん、自分のぽっぺったを撫でて苦笑い。

にいちゃんを連発する。
おもろい!
「・・・・、なぁ、みっちゃん。あれ、みっちゃんじゃったのぉ?」
と私に確認する。
そしたらここぞとばかりににいちゃん、
「みっちゃんってわからないの?みっちゃんはよく会いにくるの?よく来ないからわからないの?」とか聞きよる。
出た!成年後見人としてちゃんと面会しているかどうかの確認。

意味プ~の義母は話が転々とする。
そしたら、また、弁護士が食らいつくワードを発する義母。
「銭が・・・・。」の銭に食らいつき、
「おかあさんのお金は誰が持っているの?」とか聞きよる。
わかるかぁ!
義母が何って答えるか、私は無言。
「誰ってか、あそこにいてる人じゃ。」と前を歩くワーカーさんを指す。(笑)

「ほんま、にいちゃん、まんまるぅて可愛いのぉ。」と小太り弁護士をいじる義母。(大笑)
義母の前であの12,000円の金粉入りか?のコピーの綴りを広げるし。
「にいちゃん、分厚いもん、もっとるのぉ~。」
「おかーさん、勉強しはるみたいやわ。」と言うといたる。
そんなこんなで、15分ほでお暇するかと思っていたら、30分もいてるし。
その間、普段通りに仕事をするワーカーさんたちは、私と目が合うと目配せしはる。
明らか、弁護士ひとりアウェイ状況ですやん。
いつもはお茶をいれてくれるワーカーさんやのに、お茶すら出てこない。

「それじゃ、おかーさん、また来ます。」
えぇ~また、来るんかい?何しに来るねん?この空気読めんのか?
と、顔で笑って心で毒づくわたくし。

「じゃ、ちょっと・・・」と私に話があるそぶりを見せるから、
「おかーさん、ちょっと待っててな。」と1階まで下り、面会室を借りる。
「おかーさん、かなり進んでますねぇ。」
だから、言うたやろ?!信託銀行のことなんか聞いたところでわかりません。ってこの前いうたやろ?!
「状況の変化は怖いんですわ。怖いとやたらしゃべって紛らわすところもあるし、だから今日もよぅしゃべってはりましたわ。」と
案にあんたが来て、いったいこの人はなに?って不安がっているねん、二度とくるなよ!と心の中で言う。

ほんま、何がしたいねん。
あんたは認知症の何がわかっているねん?
という思いで、
「私はまたおかーさんのところに戻りますので。」と面会室の前で別れる。
義母のところに戻るとワーカーさんが
「お疲れさんやったね、冷たいお茶でいい?」とお茶を入れてくれはる。

介護に必死の家族の気持ちを逆なでする、この成年後見人制度、及び、支援信託銀行制度。
ほんま、ない(一一”)

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