介護保険負担割合証3人分届く。

2000年に介護保険制度が始まってから、いろいろ試行錯誤されているのであろう。
介護保険制度のおかげで、認知症2人(要介護3と4)、脳梗塞1人(要介護4)、老人性鬱1人(要支援1)を抱えても、やっていけてる私。
介護保険制度がなかったときなら、大変やったであろうと容易に想像できる。

私のプチ介護元年は2008年。あれから7年。
同時進行で仕事にしながらも子どもたちの高校及び大学受験を終えられた。
ひとえに介護保険制度のおかげやわ。

介護保険制度が始まって15年。介護保険を利用する高齢者も増加したらしい。
いや、周りを見る限り確かに増えている。
介護保険制度は要介護度によって使える点数が決まっていて、その点数内でうけるサービスを実質かかる費用の1割負担で利用できるというもの。
どの人も1割負担で利用できていたが、この8月(2015年8月)から、一定以上の収入のある人は2割負担になる。

その負担割合が記されたものが送られてきた。
ある一定金額。
義父がぎりぎりオーバーの2割かなと思っていたら、なんと義母までも2割。
義母単独の年金なら非課税なので1割負担のはず。今までなら。
ん~考えられるのは、昨年の不動産売買による譲渡所得(当然、義母名義で確定申告をしている)がプラスされて、今回は2割ってことなんやろうなぁ。
住民税も今回は非課税ではなかったし。

譲渡所得申告のとき、契約書に記されている額面金額しかわからず、実際にその家を買った金額(領収書)がなく、その時の相場で計算をしてもらった。
そのときの税務署相談コーナーでの税理士さん(たぶん)曰くには、「実際はこの金額より高くで買っているとは思うねんけれど、この相場の金額でいい?この金額にしても所得税はかからんから問題ないと思うよ。」と。
「それやったら別にそれでいいですわ!」で済ませた義母の確定申告。

そしたら、年間5,000円やけれど、住民税の納付書が届いた。
えぇ~非課税ちゃうんやん!
ま、5,000円一回だけならええやと軽く考えていたら、ここにきて介護保険負担割合が2割って!
これは大きいやん。
今年の8月から1年間、2割ってことはえらい大きいやん。

実父は脳梗塞後遺症による左半身マヒという状態なので病院に入院。医療費控除扱いが年間で100万円を超える。
認知症である義父母の場合、生活をしている場所が有料老人ホーム。往診やリハビリ等の医療部分だけが控除対象なので二人で年間20万円ほど。
認知症も脳梗塞も人の手を借りなければ生活ができない状況は同じやのに・・・・

そういえば、隣のおばちゃんは足が不自由。人の手を借りなければ買い物には行けないし、病院も郵便局にも行けない。ご主人もお子さんも先に他界されてひとり暮らし。
こんな状況でもやっと要介護1。
手が普通に使えるという点で介護認定が軽く済まされているらしい。
手が動くから時間がかかっても、食べることはできるから。生きていけるから。

在宅介護推奨のため特別養護老人ホームの入所は要介護3からとなった。在宅で介護をしたことがないので在宅介護をしてはる人には申し訳ないが、要介護2であったときに認知症の義母を在宅で介護しろといわれたらと想像してみる。
子どもの受験どころの話ではなかったであろうし、仕事も辞めなければいけなかったであろう。

これからまずます高齢者が増えていくであろう。介護保険制度もまたいろいろ手直しがされていくのであろうが、改悪制度にならないことを願う。

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