義母の耳鼻科受診にたじろぐ

プチ介護

ここしばらくはルーティンワークをこなすように、毎週木曜日の義父母ホームと月2回ほどの実母訪問に従事しています。
義父母ホームも最近は義父と2人でゆるりも散歩して、そのあと職場に向かいます。
仕事に向かえる程度のプチ介護っぷり。
まぁ、お気楽です。
散歩のあと、義母の様子を見に行くのだけど午前中は大抵ねんねタイムのようでベッドに横たわっています。
朝、着替えさせもらい朝食後、しばらくしてベッドに戻るようです。
三度のご飯は車椅子に座って食べさせてもらっています。
食事は誤嚥の不安も出てきているようで、お茶はむせることが多く、3月のお誕生月の食事会ではトロミをつけてもらっていました。
だんだんと飲み込みも悪くなってきているのかもしれません。

あれだけ大好きだった義父のことも分かっているのか?と、疑問に思うこのごろ、当然、私のことなどわかるはずもございません。
ほとんど喋りません。
言葉も忘れてきているのかもしれない。
アルツハイマーと診断されたのは7年前の夏。
その2年ほど前からなんやおかしい事案が発生しておりました。
広島と大阪で離れていても分かるおかしさなので、発症はその1、2年ぐらい前やと、勝手な想像です。
ほぼ間違いないでしょう。
ということで、義母は10年選手となりました。

その義母。
先週の木曜日。
ワーカーさんに耳から耳だれが出ると言われます。
1ヵ月ほど前からのことで、主治医(内科医)の指示で抗生物質の投与やら試みたが一向に治らない。
なので、耳鼻科受診を打診されます。

プチ介護と称してお気楽すぎる介護をしている身にて、現在の状態の義母を耳鼻科に連れていくことに、一瞬、たじろぎます。
基本、私の思考はひとりでこなすなので、私、ひとりで連れて行ける?と思います。
「私が連れていけますかね?車椅子で連れていけますかね?」
「車椅子の移動は大丈夫ですよ。たまに奇声をあげる以外は問題ないですよ」
奇声をあげるのは知っていますが、改めて言われるとビビります(笑)
「主人と相談してまた連絡します」
と、ホームから歩いて行ける近所の耳鼻科を教えてもらいます。
義母自身は耳の痛みや不調を訴えることもないようです。
慢性中耳炎とかでしょうか。

診療時間を確認すると、土曜日の午前中も診察があります。
連れて行けそうです。
なるべく仕事に影響しない方向で考えます。
すでに腹はくくりました。
ひとりで連れて行く方向で考えます。
寝たきりの実父をストレッチャーに乗せて、入院先の病院から他の病院受診をひとりで連れて行った経験があります。
まぁ、実父は奇声をあげないという点では気楽でしたが、ストレッチャー移動はなかなかヘビーでした。
そんなときも私はひとりで対応します。
この独立独歩の気概を子どもたちが引き継いでくれたらと願うばかりです。
あれができたので、義母の車椅子移動も問題ないでしょうよ。

その夜、念のため、大将に話します。
困ったような顔をしますが、私は何も言いません。
私がひとりで連れて行くとは言いません。
ひとりで連れていくのは最終手段です。
ということで、明日の水曜の夕方、夫婦で義母を連れて耳鼻科に行くことになりました。
夫婦といっても、車椅子を押すのも、病院受付の対応やら、先生との話やら、全て私です。
単に横にいてるだけなのは容易に想像がつきます。

義父母ホームのワーカーさんには
「家族さんが連れて行けない場合、許可していただいたらこちらで連れて行きます」
と言われましたが、まずはこちらでレッツチャレンジ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました