一心寺さんで納骨、大阪のソウルを感じる天王寺散策供養

新世界市場 家族

3年経って、やっと納骨する気になった私です。
実父です。
実父は次男です。
私は我が子どもにはなるべく縛りなく自分の人生を生きて欲しいと思っています。
私もいろんな形式に捉われたくないタイプです。
伝統は大切にしたいという気持ちもあるので、それを知りつつ自分の気持ちや考えに従おうと考えています。
常々、いろいろなしきたりや言い伝えに縛られて、それによってストレスを感じているのを見て、それは本末転倒だと考えています。
実父の妹、叔母には「納骨はまだ?」と聞かれたりしましたが、そもそも嫁いだ私にそれを聞くのが、いわゆる世間一般的にはおかしな話です。

そんな私ですので、今年の実父の命日が納骨するタイミングだと感じた、それに従います。
天王寺の一心寺さんに納骨することは決めていました。
なので、今後のことも踏まえて、まずは長男の予定を尋ねます。
嫁いだ娘と東京にいる次男にその予定を伝えます。
娘夫婦も参列すると言ってくれましたので、長男、私たち夫婦と娘夫婦で納骨に行ってきました。
次男はお正月、帰阪したときにお参りすると言ってきました。

石の道標

朝の通天閣

当日は一心寺さんの正門で待ち合わせです。
私たちは堺筋線に乗り換え、恵比寿町駅から歩きます。
5人揃ったところで納骨の申込みをします。
申込み書には実父の戒名や本籍、亡くなったときの住民票の住所、そして施主(私)の氏名、住所を記入します。
申込み書と遺骨の入った骨壺と火葬許可書を持って受付に向かいます。
受付ではいくら納めるかを尋ねられます。
それは骨壺の大きさによって異なります。
私はお葬式のときに小さな骨壺だけをお願いしました。
本来なら喉仏を納める骨壺と説明を受けましたが、それだけをお願いしました。
小さな骨壺の納骨費用は「1万円、1万五千円、2万円」です。
私は2万円にします。

手続きには長男を先頭に立たせています。
そのお金のくだりが気になったのでしょう。
あとで長男に尋ねられました。
「あの金額の差はどういうこと?」
「気持ちで選んでくださいということ」
何事も経験です。

受付では申込み書を見ながら経木に実父の戒名や亡くなった日、その横に小さく私の名前など書いてもらいます。
小筆でさらさらと書く様子に見惚れてしまいます。
その経木を受け取り、次は会計窓口で納骨費用を納めます。
その後、骨壺と経木を持って本堂に行きます。
ここからが流れ作業のように進みます。
順番にお経をあげてもらいました。
所要時間、小一時間でした。

一心寺さんは宗派を問わず供養してもらえます。
納骨された遺骨でお骨佛を造られます。
10年ごとにお骨佛として阿弥陀如来像を造られるようです。
実父は15期お骨佛になるようです。
令和9年の夏に開眼予定です。

納骨を終えた私たちは早めのお昼を食べようとハルカスに向かいます。
11時前です。
ハルカス13階にある、ビュッフェレストラン「お日さまのえがお」に行きました。
お昼ご飯のあと、娘夫婦と別れた長男と私たちは映画を観るためにあべのアポロシネマに向かいます。
急遽、思いついた映画鑑賞です。
映画館に着いて、ちょうど良い時間のタイトルを選びます。
『エンド・オブ・ステイツ』を観ました。
長男曰くに「ベタなアメリカ映画」ですがハラハラドキドキさせられて、前知識無しに観てもおもしろかったです。

エンド・オブ・ステイツ

映画のあとは、ちびっ子連れファミリーで溢れている、てんしばあたりを散歩してから、ジャンジャン横丁、通天閣の足元で串カツを食べます。

ジャンジャン横丁

串カツ
このあたりは実父が好きやった街です。
実父の供養のつもりでディープな大阪を満喫します。
そして、この日の出発点の堺筋線恵比寿町駅へと戻ります。
恵比寿町駅に行く途中、「新世界市場」を見つけます。
「new world market」です。

新世界市場

新世界市場
提灯がたくさんぶら下がっているのに興味をそそられました。
入ってみることにします。
中は薄暗く、各お店、お店といっても屋台ですが、テーブルの上にはろうそくを灯しています。
どうも寂れた商店街を復活させようと若人たちが集まっているようです。
シャッターの閉まった店先に屋台を並べて、思い思いのものを売っています。
中には古着のお店もありました。

てんしはイーナ

夜の通天閣

天王寺動物園、てんしば、巨大アスレチックや屋内クライミングがあるてんしばイーナのファミリー向けの顔とジャンジャン横丁、通天閣界隈のディープな顔と独特な雰囲気を味わえる天王寺で過ごした一日でした。

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