明治神宮と築地場外市場そしてスカイツリー-東京散策其の三

旅行記

今回で旅の記録は終わりにします。
出発前に決めていたことは、

です。
あとは気分次第、体力次第です。

1日めは無事に終わりました。
2日めの作戦を立てます。
築地場外市場でお昼を食べるとして、その途中で「いかにも東京観光」という行き先を模索します。
築地場外市場には遅くても11時に到着する、それまでの観光です。

そこで、私たちは明治神宮にお詣りすることにしました。
明治神宮の開門時間を調べます。
明治神宮は日の出とともに開門し、日の入りとともに閉門するようです。
後半はあとで考えます。
行き当たりばったりツアーです。

まずは朝ごはんです。
ホテルは朝食付きです。
新宿ワシントンホテルは本館と新館が隣接しています。
そのどちらかにある和食、洋食、中華のお店からお好みでチョイスできます。
私たちは新館にある和食ビュッフェにします。
朝食を終え荷物を取りに部屋に戻り、フロントに向かいます。
チェックアウトはいっときに押し寄せるのでしょう。
フロントカウンターには列ができています。
その右手に機械が並んでいます。
チェックアウト用機械です。
6、7台並んでいるのに誰もいません。
この際、なんでもやってみます。
たいしたことはありませんでした。
カードキーを挿入するだけでした。
無事にチェックアウトを終えホテルを出ます。

前夜、チェックインしたときはすっかり暗くなっていましたし、早く靴を脱ぎたいという思いだけでホテルしか視界に入っていませんでした。
ホテルを出たら目の前の交差点に都庁通りと書かれている案内を見つけます。

東京都庁

東京都庁
交差点の向こうにはそびえ立つ建物が見えます。
都庁です。
昨夜、タイムアウトやでって夜景展望を拒否しはった都庁です。
超近代的建造物です。
私がよく知る大阪府庁とはえらい違いです。
よく知る大阪府庁といっても、私が存じ上げているのは合同庁舎の中にある東税務署なのですが。
立派な都庁を見ながら新宿駅に向かうことにします。
途中、都庁通りから右折してふれあい通りを歩き新宿駅に到着です。

ここからJR山手線で原宿に向かいます。
改札を通り山手線に向かって歩いていると、途中の改札口から人が押し寄せてきました。
日曜日の朝、8時半のことです。
通勤ラッシュに匹敵する押し寄せる人の波です。
ボヤボヤしていたらその波にさらわれてしまいます。
ここはどこ?になってしまいます。
新宿はエゲツないです。
そんな新宿ともお別れするときがやってきました。
私たちは新宿をあとにして原宿へと向かいます。

新宿から原宿は2駅です。
歩こうと思えば歩ける距離です。
朝から歩きませんが。
あっという間に原宿に着きます。
竹下通りです。
懐かしの竹の子族です。
残念なことに明治神宮は竹下通りとは反対側にあります。

原宿駅から明治神宮はすぐそこです。
神宮橋を渡ると噂の開閉時間が記されている門扉が目に入ります。

神宮橋

明治神宮門扉
その先には大きな鳥居が出迎えくれます。
生い茂る木々を背景にそびえ立つとても立派な鳥居です。

明治神宮鳥居

明治神宮鳥居
都会のど真ん中のはずなのに鳥居をくぐると空気が変わります。
不思議です。
その不思議に身を委ねていたずらに時間を費やすわけにはいきません。
この日のメインは築地場外市場でございます。
明治神宮をじっくり味わう時間はございません。

明治神宮

明治神宮
早歩きで突き進まないといけません。
そんな本殿までの道、その砂利道の落ち葉を黙々と集める達人を見つけました。
5、6本ある竹箒を使いわけて落ち葉だけを取り除く箒さばきにしばし見惚れてしまいます。
いやいや、見惚れていてはあきません。
本殿でしっかり手を合わしたあと、再び、原宿駅を目指します。
築地場外市場が待っています。

明治神宮

明治神宮

先ほどのJR原宿駅前に東京メトロ千代田線明治神宮前駅へ下りる階段があります。
そこから日比谷駅まで行きます。
日比谷から日比谷線に乗り換え築地駅です。
日比谷から築地は3駅です。
あっという間に築地に着きました。
このまま築地場外市場に行くには早すぎです。
まだ9時半です。
お昼ご飯をいただくには早すぎます。
市場に行く前に築地本願寺に立ち寄ることにします。

築地本願寺
大きなお寺です。
「ご自由にお取りください」に目が行きます。
せっかくのお言葉なので遠慮なくいただくことにします。
そばに立ってはる係のおばさまが満面の笑顔でおっしゃいます。
「栞に使っていただいてもいいですよ」
「ありがとうございます」
ありがたい言葉が書かれた栞は私の東京土産にしたいと思います。

築地本願寺栞

ここからいよいよ築地場外市場です。
まだ10時前というのにすごい人です。

築地場外市場
市場の狭い通りに人がひしめきあっています。
人ごみの中、一通り回ってもさしてお腹は空きません。
同じところをぐるぐる回っても仕方がないのでここらで何か食べてみることにします。
やはりお寿司でしょうか。
あちらこちらに点在している「すしざんまい」のひとつに入ります。
しかしながら、何を食べろというのでしょう。
小腹すら空いていません。
カウンターの上に設られたレーンに乗ってお寿司が目の前を通り過ぎます。
カウンターの中には板前さんがお寿司を握ってはります。
何はともあれ、私は穴子好きです。
しかし、穴子はくるくる回っていません。
穴子の人気はいまひとつなのでしょうか。
残念です。
目の前の板前さんに穴子を所望します。
そのときの板前さんの振り向きざまの笑顔、なんなんでしょう。
そこに愛を感じます。
昨夜の新宿「音音」のスタッフのおばさまについで、東京で出会った人ナンバー2に認定いたします。

すしざんまいの次はいちご大福です。
前日のスカイバスのガイドさん一押しのそらつきのいちご大福をいただきます。
こしあんの優しい甘さがたまりません。

そらつきのいちご大福

さぁ、このあと、どこに行きましょう。
サクッと頭に浮かぶのはスカイツリーです。
スカイツリーに行って時間があれば代官山のおしゃれなカフェで休憩して東京駅に向かうことにします。
築地からは歌舞伎座まで歩いて、東京メトロ浅草線東銀座駅から押上(スカイツリー前)駅です。

歌舞伎座
東銀座駅で私は軽くキレそうになりました。
楽しい旅です。
グッと堪えながら押上に着きました。
目の前にそびえ立つスカイツリー。

スカイツリー
二段活用になっているスカイツリーの展望チケットです。
ここまで来たら一番高いチケットを購入します。

スカイツリーチケット
上がれるところまで上がってやろうやないか?!です。
上がりました。

思うに、真っ昼間に眺める都会の街は、東京に限らず、通天閣から見る大阪の街もですが。
だから、なんなん?
という気分になってしまいます。
高い!
それだけです。
真っ昼間、高いところから眺めてサマになるのは京都タワーから眺める京都の街、もしくは六甲山展望台から観る神戸の街と海やねを実感した次第でございます。
スカイツリーから東京の街を眺めたあとは代官山のおしゃれなカフェの予定でした。
しかし、朝から飛ばし過ぎたようです。
すでにエネルギー残量が残り少なくなっています。
胸のランプがピコピコ鳴っています。
代官山のカフェは諦め、スカイツリーの足元にある星乃珈琲店でエネルギーチャージすることにします。
そこから一気に東京駅に戻って、帰りの新幹線のぞみ055号待ちすることにします。

押上から東京メトロ半蔵門線で大手町まで行き、丸の内線に乗り換え東京駅という、極力歩かへんルートをチョイスします。
極力歩かへんコースを選んだのにもかかわらず、東京駅では幕の内弁当を求めて歩き回ることになります。

東京散策1日めは27,000歩、2日めは22,000歩も歩きました。
よく歩きました。
そんなよく歩いた旅の記録は下記にまとめました。

という、なかなか楽しい東京の旅でございました。

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