成年後見人事務報告書の年次提出

プチ介護

今回で7回めの成年後見人事務報告書を提出しました。
義母の成年後見人の申し立てをしたのは2012年の10月。
その後、義母名義の不動産売買を行い、預貯金のほとんどを信託銀行に預ける「後見制度支援信託」の手続きも行われました。
それ以後は特に目立った動きもなく、年1回の年次報告で落ち着いています。

申し立てをした翌年から年次報告の提出が始まりました。
当初は申し立てから1年毎でしたので、11月に提出していました。
毎年、提出時期になると裁判所から提出用紙が送られてきます。
申し立てのときから書類はPCで作成していたので、年次報告もPCで作成します。
手書きよりはるかに読みやすく綺麗なものができます。
裁判所に提出する書類ですので、シンプルでかつ明瞭にするのがポイントです。
2015年6月に「後見制度支援信託」の手続きで裁判所より指名された弁護士が一旦、義母の成年後見人となりました。
形だけの義母ホーム訪問も行われました。
後見人は被成年後見人のお金の管理だけではなく、日常の対応もしないといけません。

「後見制度支援信託」の手続き開始当初、利用できる信託銀行は三井住友信託銀行、みずほ信託銀行、三菱UFJ信託銀行、りそな銀行の4行でしたが、最近、増えたようです。
最新の東京家庭裁判所のWebページによると千葉銀行と中国銀行も扱えるようになっています。
個人的には全国津々浦々に点在するゆうちょ銀行が外されているのがなんだかなぁと思います。
我が家が選択した三菱UFJ信託銀行ですら、あちらこちらにはありません。
毎年、年次報告書に添付する口座のコピー。
年一回、記帳するために店舗に出向かなければなりません。
ATMでの記帳は出来ず、窓口で記帳をお願いします。
なかなかの手間です。

例えば、被成年後見人に代わって、生命保険の生存お祝い金を受け取る(当然、被成年後見人の口座に振り込む手続き)場合も成年後見人にとして登記されている証明を提示しなければなりません。
登記情報を東京家庭裁判所に請求します。
東京家庭裁判所で登記情報が管理されているようで、大阪の家庭裁判所ではそれを入手することはできません。
何か特記事項が発生したときは登記情報を入手しなければコトが進みません。

「後見制度支援信託」の手続きは弁護士さんでなければできないようです。
信託銀行の手続きぐらい、誰でもできると思うのですができないようです。
義母の場合、資料コピー代12,000円と手続き開始から完了までの期間、成年後見人になっている弁護士さんへの成年後見人報酬と手続き完了の成功報酬と、合わせて40万円、義母の通帳から引き出されました。
その期間、通帳は全て弁護士さんに預けています。
最後、引き出されたあと、返却されます。
ちなみに私は義母の成年後見人にではありませんが、毎週、義母のところに行き、何かあれば病院に連れて行き、我が夫の代わりに成年後見人事務報告書を作成し、最後成年後見人、本人の確認を取ってから提出するという作業をかれこれ7年やっていますが、成年後見人報酬はいただいていません。

お金が絡むことはなるべくシンプルにわかりやすくしたいので、施設等への支払い等は義母の口座から引き落とされる仕組みです。
年金等入金されるものは同じ口座に振り込まれます。
私が病院に連れて行った受診代や介護タクシー代は一覧に記し、最後に一括して一円単位まで引き出します。
数千円の話です。
それ以外は義母の口座からお金を出すことはしません。
その必要がないようにしています。

「後見制度支援信託」の手続きが終わった年の次の3月に裁判所からお手数が届きました。
これからは被成年後見人の誕生月に事務報告を提出するように変更になったことと、今後一切、裁判所から事務報告時期のお知らせはないと書かれています。
忘れると成年後見人を解任されるような、そんな趣旨が書かれていました。
その次の年から、事務報告書の提出時期のお知らせは来ませんし、事務報告書を送付したところで受領したとか、問題ないとか、何の連絡もありません。
なしのつぶてです。
便りがないのは問題がない証でしょう。
こうして毎年、本当に確認しているのかどうかもわからない事務報告書をせっせと作成しレターパックライトで送ります。
裁判所に届いたかどうかの確認は残しておきます。
ネット上の配達記録の画面を保存しておきます。
相手は裁判所ですからエビデンスは大事です。
とにかく、毎年、忘れずにに事務報告書を提出しています。

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