9時前の家庭裁判所は節電もあって薄暗い。9時15分予約。先に受付をしてもうら。受付のお兄ちゃんがざっくり添付書類を確認している間に裁判所の地下にある食堂兼売店・家裁食堂(そのまんまやんけ!というベタな名前)で収入印紙と郵便切手、合計7,100円分購入。受付の兄ちゃんに住民票の不備を指摘される。義母と申立人の住民票が必要やと。申立書類説明にはそんな記載はなかったし・・・と思うが、しゃ~ない、「今日中に持ってきます。」で処理。
別室の個室に通され成年後見人申立についてのDVDを見せられる。その間、参与人と呼ばれるおっちゃんが私の力作に目を通しはる。DVD終了後、おっちゃん登場。付箋を付けた箇所の質問確認作業に入る。とりあえず、申立人は大将ということで私はおとなしくしておこうと思っていた。参与人のおっちゃんも申立人である大将に向かって質問する。が、大将がすっと答えを返さない。そりゃそうよなぁ、資料作ったん、私やもんなぁ~で思わず、私が答える。
義母の1ケ月の収支報告書の段。
「この資料はいったいどっちが作ったん?」って参与人のおっちゃん。
後ろにいた同行者の社会福祉士さんの
「奥さんですわ。」っていう声にかぶせて、
「私です!」って言うてまう。ん~~~もうちょっと謙虚にならなあかんなぁ~と一瞬頭をよぎる。
ここで参与人のおっちゃんが
「綺麗にきっちり作ってるなぁ。気持ちいいなぁ。」と。
私、ドヤ顔(^^)v
義母の収支の数字もぴったりと合う。
「いや、たいてい、みんなここでやっさもっさするんやけど、こんなにきれいにぴたっと合うし見やすいし、ほんま気持ちがいいわ。」と絶賛していただく。
義母の財産を預かる後見人候補としてはここの加算点は大きい。
後見人候補の大将一家の照会の段。
ここは私はおとなしくすべきと一応、黙っておく。
大将の職業等々聞かれ、大将答える。
家族構成のところで参与人のおっちゃんは長男の高校に食らいつく。
「えらい優秀な高校に行っているねんなぁ。」と言われ、
正直者の私は
「はい!優秀なんですわ。」って言うてまう^^;
学歴や職歴で人を判断したらあかんねんで!と世間では言うが、学校名で心動くのは明らかなことで、水戸黄門の印籠ごとくの高校名のおかげで近所では私も賢いお母様と評判。これは利用しやないけません。子どもが優秀なら親も優秀という色眼鏡を利用させてもらう。子ども3人が3人ともこうならば私も優秀となるがなんせ真ん中の一人だけなので突然変異という類のものやけど(--〆)
っと、ここまでは順調。
したら、ここでどんでん返し。正直者の私は嘘はつけない。成年後見人の申立をするのにちょっと、いやかなり大きな事実を正直に言う。作成した資料にはそれを記載するような項目はなかったので記載しなかっただけで、聞かれたらやっぱり正直に言うてまうわなぁ。ていうか、大将も固まってたし、うしろの社会福祉士さんも固まっていたし、結局、私が正直に言うしかない状況。
詳細はちょっとここでは書けないが、参与人のおっちゃんには家族としての心情を訴えてみた。かなり食い下がって訴えてみた。
「ん~~わしとしてはなしでもいいとは思うけれど、調停員と相談してからやな。ちょっと待ってて・・・」ということで20分待つ。社会福祉士さんは「裁判所ってこちらの心情とかそんなことは一切考慮してくれへんからなぁ。」と。そんなもんなんすか~~?
結局、調停員がNGと判断したらしく、参与人のおっちゃんは
「この先は司法書士に頼むとかかなぁ。今は個人情報云々で個人でやるのは難しいかも。いっぺん役所に聞いてみるかやわ。」と。
みなさん、他人事なんです。誰も助けてはくれません。大将もひとごとの顔で座っとぉ~し。かまへん、ここまで自分でやってんし自分でするしな!と向かい風に立ち向かうと意気揚々となる私はモチベーションがぐっと上がる。
あっちとこっちの役所に電話して相談してみる。事情を説明したらすんなり行きそうな感じ(^^♪
ということで、その処理を終えて大将に言う。ちょっと大げさに言う。
「最初の戸籍を集めるとこもその手の人に頼むと3万やろ?今日のこれも仮に頼んだらそれぐらいやで。この一連の作業、トータルしたら20万円ぐらいの仕事、私したで!!」と大きく言う。
今日もほとんど私任せの大将、いたって気はいいし、私のいうことをそのまま信じるので
「そやなあ、ほんだら何か買う?何がいる?」
「ん~~~今ならiPadやなぁ。10月に出るって噂のmini iPadが欲しいなぁ。あっそれでも20万はせんで!!」と他にも企む私。
ギャハハハ~~~、今日したのんの処理が完璧やったらiPadや~~\(^o^)/
おまけに今晩の夕餉は大将作やし・・・(^^)v
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