すっかりと秋色でした。

先週の土曜日の有馬。
阪神西宮から夙川をぐんぐん上がっていくあたりから
かぶと山が赤や黄色に染まっていて
秋色満載。

夙川短大前のバス停には
椅子に座った大きなくまのプーさんのぬいぐるみか
着ぐるみがありおったまげる。

さすがにバスをおりると下界より寒い。
今日は私を拾ってくれる
マイクロバスも職員送迎バスもなく
病院玄関まで徒歩。
それでも寒く、マスク装着、消毒液で手をこすり
売店前の自販機でココアを買い、
ちょっと体を温めてから病室に向かう。
食堂でもあればいいのに、なにもないので
お昼時に到着しても
私のランチはまだまだ先。

お昼ごはんを終えて車椅子に座りながらテレビ視聴中の父は
とにかく、ストレスがたまっているし、
文句を言えるのは唯一面会に参上する私だけ。
遠路はるばる2時間かけて山を登ってきて
ぼろくそにいうかあ〜と腹立つ気持ちをぐっとおさえる。
介護とは忍の一字なのだと思うが
一緒に生活していない分、このときだけと我慢もできる。
これ一緒に生活してたらたまらんやろうなぁと思う。

怒鳴ってみたり
早く山をおりやなと私の帰路を心配したりの父。

「あんなぁ、私がここを出て、2時間はテレビみとかなあかんで。
万が一、山道でバスがどないかなったら
テレビのテロップに
東大阪市の○○さんって出るからな。
そうなったら私もチンや!」という。
「ほんまやなぁチンやなぁ」って父。
おいおい殺すなよって思う私。

そんなこんなで行くたびに同じ話の繰り返し。
しゃ〜ないわなぁ。
新しいネタなんて
病院にいてたらないわなぁ。

てなことで秋の山を降りてきたわけやけど、
あそこ雪が積もってバスが動かんって
そんな事態にはならんのやろか?と不安がよぎる。

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