2月末、家裁での後見制度支援信託銀行(後見制度支援信託銀行とは)の説明会。
会場が騒然となったあの一件。
お国が決めたことに逆らえば、強制的に監督人がつくという。ならば、従うのが賢明。
従うなら、なるべく費用を抑えたい。そのためにはどうすればいいか?を家裁の人(役職は何やろ?)に教えいていただく。
そして、その場で承諾のサインをし帰ってきた。
「1ヶ月ぐらいしたら、弁護士さんが決定しましたとお知らせが届きます。」の言葉を頂戴して。
っが、待てど暮らせど家裁からはうんともすんとも言ってこない。
確定申告も無事に終え、桜も咲き、そして散り、ゴールデンウィークを過ごし、誕生日も終えた。
3ヶ月を越えた3月末、審判が下された。
家裁からのお手紙って大層やねん。なんでもかんでも「審判」を下しはる。
「お知らせ」とか「連絡」とかでいいんちゃうの?と、審判書が届くたびに、ツッコミをいれるわたくし。
なんやろ、使い慣れん文言を使ってビビらしたろか、と思っているのか?とさえ、思うわたくし。
今回届いたのは、信託銀行の契約をする仲介役の弁護士が決まったと審判書。
いや、信託銀行と契約するのか、はたまたそれではこと足りん、後見監督人を選任する必要があると判断するための弁護士を雇ったという内容。
2月の説明会では、のんびり構えていたら信託銀行の契約に半年かかって40万円の費用が発生する。べつにこちらが頼んだわけでもなく、強制的にこの契約をしなければならないというのに、この費用は被成年後見人の財産から出せといわはる。
まるで押し売りやな(笑)
家裁は成年後見人である家族には口がすっぱくなるほど、「成年後見人の仕事は被成年後見人の財産を守る。」という責務があると言わはる。
50万以上の買い物、例えば自宅で介護していて施設にはいるために最初に50万以上の費用が発生するとか、そういうときはまずは家裁にお伺いをたてなければならない!とか。
被成年後見人のお金を無駄に使ってはいけないと散々言われている。
だから、私は半年もかかって40万も払ってられるか!と思うわけです。
これについては私だけではなく、あの2月の説明会会場にいた人のほとんどはそう考え、「この契約に40万って、裁判所は言うてることは矛盾している!」となったわけです。
ちなみに40万の内訳は信託の契約に20万(ぼったくりやな)+弁護士月掛け費用と弁護士拘束時間に対する費用で半年で大体40万ほどらしい。
わかるよ、弁護士になろうと思ったら、ようさん勉強して司法試験に合格しやなあかん。それだけ手間とお金をかけてなった弁護士が動くわけです。
っが、この成年後見制度というのは、認知症になった方の財産を公正に管理するためのもので、「被成年後見人の財産を守る。」ためやし、この作業に六法は必要ないやん。高額な弁護士を雇わんでもいいやん。
こんな私の戯言は空を舞う。はぁ・・・
被成年後見人の財産を守るには、弁護士費用を抑えるしかない。時間をかけず、なるべく弁護士を動かさない。これに尽きると教えてもらったわけです、裁判所のおばさんに。
話は戻って、5月末に届いた審判書。5月22日に決定となっている。つもり5月22日から弁護士費用が発生している計算。
裁判所のおばさんからは、弁護士からの連絡を待っていたらいつまでたっても連絡をしてこない。いたずらに時間が過ぎるので、弁護士が決まったと通知が届いたら、こちらから連絡を取ったほうがいいというアドバイスもいただいていた。
っが、その審判書には弁護士の名前と住所だけで電話番号がない。わざとか?
ネットで調べてかける。っが仕事から帰った時間にて延々になる呼び出し音。音沙汰なし。
仕方がないので、明日に持ち越し。
あっ・・・と、気づく。私、成年後見人ではないやん。あんた、成年後見人やないからあっか〜んって言われたそれまでやな。これはよろしくない。成年後見人本人から電話をし、代理で嫁はんとのやりとりでも可能か?の承諾をとるのが筋。
ということで翌日、成年後見人本人から電話をして了解を得る。「明日の10時にかけてこい」と言われたらしい。えらいタカピ〜や。弁護士やもんな。別にええねんけれど・・・なんかひっかかる。
そして、約束通り、翌日の10時に電話する。
「早速なのですが、今度の流れと用意する書類を教えてください。」とイラチな私。
「まずは一度こちらに来てもらってからで・・・大体、9月ぐらいまでかかります。」
はぁぁぁぁぁぁ・・・・
それやったら40万やんか。なんでやねん!
「えっ?家裁では早ければ2、3ヶ月で終わることも可能ですって説明されましたけど。こちらはなるべく費用を抑えたいんですわ。だからこうしてこちらから連絡取っているんですけど。」
「裁判所からは4ヶ月かかってもいいっていわれたんですがね。」
なんやとぉ〜〜〜話、ちゃうやん!!やっぱりグルか?被成年後見人の財産を守るっていうのは嘘か?
「いやねぇ、うちの義母のは通帳からの引き落としだけで、現金の扱いなんて年に1万円あるかないかやし、そない時間かけてもらわんでも。」
「そやねぇ、裁判所からの資料をみても簡単そうやし、まぁそんなに時間もかからんやろうけど。」
「とりあえず、書類は何を用意したらいいですか?」
「最初は別に何も・・・・説明をするだけやし。」
「説明はこの前、裁判所で聞いたからわかっています。ネットでも調べたし。とりあえず、何を持って行ったらいいですか?」
と食い下がる私。
初回は成年後見人も来てもらわなあかんとかいうから、まぁそうやろなと、一旦電話を切って、日程調整をして再度弁護士に電話をかける。
日程を決めて、再度、持って行く書類を確認する。
「通帳は原本ですか?」
「原本を持ってきてもらったらこちらでコピーとりますわ。」
あかん!あかん!弁護士事務所のコピー用紙とコピー代、いくら請求されるかわからん。
原本とコピーを持っていくぅ~~~
「それじゃよろしくお願いします。」と耳から話したスマホに向かって
切るボタンを押す前に
「なめとんか!!」と思わず声が出てしまうわたくし。アラッ・・・
相手が切るのを確認してから電話を切るという紳士なら、私の声は確実に聞こえてたであろう。
たぶん、問題ない。
さて、六法を勉強してきはった弁護士さんの才覚をまったく必要としないこの案件。
弁護士さんにとっては手間だけの面白味のない案件ではなかろうか?
しかしながら、弁護士はいいよな、お金になるから。こちらはこのための資料をあつめる手間代なんてでませんし。ましてそのために仕事を休んでその分の費用もでませんやん。
家族が成年後見人やと使い込む恐れおおあり目線でのこの信託支援制度。
ますます高齢者が増え、認知症が増えていく中で、この成年後見制度。
なるべくなら利用しないほうがいい。無駄な費用が発生する。
家族間で親の財産は風通しよくしておき、定期預金やら本人でないと解約できない種類のものは、ご本人の意思確認ができる状況のときに普通預金に移し替えるべき。利息なんかこの際どうでもいい。あとでこんな信託支援とか、なにが支援なのかわからん制度のために40万の費用が発生することがないように。いったい誰を支援するのか?
ちょっと小金持ちがあぶない。
ほんのちょっとの小金持ちです。大金持ちならハナから家族が後見人にはならず、弁護士や司法書士に後見人を依頼するはず。後見人の手間がかかる仕事なんかやってられるかい!お金で解決する!の大金持ちならそれもよし。
なるべくなら、手持ちの小金、底がつかないように大事に使わななぁ~面倒臭いけれどお金には変えられへんという、家族が後見人でもしようかという小金持ち。ここは要注意。
今後は成年後見人制度の申立をした時点で、信託支援制度利用か後見監督人選任のどちらかになるであろうと想像する。
声を大にして言うが、成年後見制度は利用するな!利用しないですむように準備しとくべし!
そして、近々弁護士との面談があるが、この弁護士のことは、〇〇さんって呼ぶ?世間相場の〇〇先生って呼ぶ?
なんやかんやと根が真面目な私はこんなことに心を痛める。
弁護士さんでええよな(*´з`)
bonobonチョコでも食べよ・・・・
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