弁護士に預けていた義母の通帳も無事に返却される。
解約された通帳と新しく契約された信託銀行の通帳と契約書のコピー。
義母の生活を支える通帳は、年金が振り込まれ、ホーム代やデイサービス等、義母にかかる費用が引き落とされる、幾ばくかのお金が残されている。
入ってくる年金より出ていく費用が多い分、その補填用に半年に一度、信託銀行から振替られるシステムになっている。
これについては毎月でも3か月ごとでも希望をいえた。
5月末に2人めの成年後見人として任命された弁護士が11月末に辞任するまでの費用、3万円にプラス消費税カケルことの6カ月分が弁護士報酬、その他交通費等実費4000円強はすでに引き出し済み。
とまぁ、成年被後見人信託銀行契約は無事に完了。
今後も成年後見人として業務を行うことになる。
これ、今回を機に、この親族はやっぱりお金を使い込む恐れ有りと弁護士が判断したら、監督人が選任され、永遠に毎月の報酬が発生するという流れもあった。
それを阻止できたから、半年分の弁護士報酬には目をつむろう。
成年後見人になると年1回の事務報告書を提出しなければならない。
収支報告と成年被後見人の生活状況などを報告する。
うちは11月に成年後見人として法務局に登記された。
その翌年の11月に裁判所から、事務報告書の用紙とともに提出期日・提出指示が送られきた。
その次の年である昨年は11月が終わっても、裁判所から何も音沙汰がない。
年末の忙しいときに何しとんねん!としびれを切らした私は、自主的に事務報告書を仕上げて送りつけた。
裁判所に質問等があるときは、『連絡票』という書式に従えという最初の指示通りに、
『今回は事務報告書提出指示はないが、これは1年に1回の提出やないのか?』という、『連絡票』も添付する。
書類一式が届いた頃に、電話がある。
「忙しくて事務報告書の指示が遅れた。」と。
いやいや、忙しいのはこっちも同じやし。
ていうか、うちは成年後見人業務に関しては無料奉仕や。
あんたら、これ、仕事とちゃうかい?!
と、家の中でシャウトする。
裁判所と関わると、私の機嫌が悪くなり、あんたらに言うてもしゃあないねんけどと、家族相手にクソ腹立つ!とぶちまける。
っで、今回。
裁判所強制の信託銀行との契約も、大きい組織相手に小市民が抗っても、時間とエネルギーの無駄と、大人の対応で気持ちよく、言いなりなった。
超協力的に、弁護士の要求には即時回答、どんだけ仕事速いねんのスピードで対応した。
あっちはノロノロ半年かけよったけれど。
今回は、信託銀行契約というイレギュラー発生。
12月になっても、相変わらず、裁判所から事務報告書の用紙も提出指示も届かない。
通帳を返却されるついでに、弁護士に、
「事務報告書、昨年は自主的に(⇦シツコイけれど、ココ大事!)この時期に提出したんですが、今回も出すんですよね?」
「今回は信託銀行の契約完了の報告とともに、僕が11月に事務報告書を提出しているんで12月はいいでしょう。誕生月でいいと思いますよ。」
「母の誕生月ですね?」
「確か、裁判所のホームページ(ウェブサイトと言え!)に事務報告書は誕生月に提出とか書いてあったはずですわ。」
と、奥に引っ込んでそのコピーを持ってきた。
それによると、
事務報告書の方式が変わったと。
成年被後見人の誕生月に自主的に報告しろと。
裁判所からは提出しろという指示は送らんと。
自主的に事務報告書を提出せんかったら、調査人を付すると。
その調査人には成年被後見人から報酬を支払うことになると、
調査人の報告によっては成年後見人を退任、専門職の成年後見人を任命することになると。
いつ、そんなこと決まったんですか?
書面で知らせてこいよ!
昨年みたいに裁判所も忙しいみたいやからと、事務報告書の指示がくるを待ってたら、えらいことになりましたやん!
またいらんお金を巻き上げられるとこですやん!
ワナかよ?!
弁護士から通帳を受理したという書面提出を命じられたので、それに『連絡票』を添付する。
「弁護士に事務報告書は誕生月に提出と聞いたが、それで間違いないのか?」と。
この『連絡票』も、裁判所は電話での対応はしません、書面で寄越せという『連絡票』なんやけれど、回答は電話ですませる。
書面で返せよ。
エビデンスは大事やろ?!
話はもとい、事務報告書の方式変えの連絡なし。
やっぱりワナやな。
こうやって、素人の親族の成年後見人を締めつけて仕事のない弁護士を成年後見人にし、お金儲けをさせたろという魂胆やな。
ちまたでは、年々増殖される認知症。
金融機関や保険会社、介護施設の契約、不動産売買等、認知症の親に代わって親族がそれらとの交渉をするとき、「成年後見人やないと・・・」と拒否される。
なので、親族の成年後見人が増える。
親族の成年後見人は手書きの事務報告書やったりする。
手書きの事務報告書は見にくいねん。
細かいことチェックすんのも面倒やし。
と、裁判所の仕事が増える。
せや、俺らの仕事を弁護士や司法書士にふったらええねん。
費用は認知症本人に出させたらいいやろ。
親族が成年後見人やとお金を使い込むのを理由にし、認知症のお金を信託銀行に集めよう。
タンス預金も何もかも集めたら、ようさん集まるやろ。
認知症の財産は国の財産として把握できるな。
この手続きにも専門職を充てたら、彼らも潤い、信託銀行も潤い、いずれ相続税が発生するときに取りこぼしもなくなるわな。
成年後見人である弁護士が使い込み?
まぁ、そこは専門職やから、性善説で使い込まないであろうを全面に出し、親族が成年後見人は性悪説で使い込む前提でことを進めようぜ(笑)
(笑)ってあんた!
私のこの見識、結構ええ線いってる?
何度もいうけれど、
認知症の人の生活を守るためならば、
弁護士も奉仕の精神でもって、後見業務をする。
無料はあんまりやから、もう少し安価な価格でいいんちゃいますの?
その分、認知症の人のシモのお世話をしてくれてはるワーカーさんたちに還元するのが筋とちゃいますの?
ワーカーさんの就業状況がよくなれば、人手も増える。
認知症の人にも温かく接してくれはる。
認知症に人も気持ちよく暮らせる。
ココ、忘れてません?
本末転倒もええとこや。
なんか、方向性がおかしくなってる成年後見人制度!!
こんなことをいう私は、やっぱり非国民(笑)
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