いや〜娘は災難続きというけど、
次から次とお見事やなぁって
ちょっと面白がったりして・・・
帰宅した次男と一緒のおやつタイムをしていた。
嬉しそうにおっととを食べていた次男が
「うわ〜〜僕の腕にゲジゲジみたいなんがおる」って
右の二の腕のそれを振り払い席を立つ。
(そんな振り払ったらどこにいったから探すのが大変やん)って
眼鏡をかける私。
「なあ、どこにおる?」って床に目をやる次男の
ジーンズの太ももに1本の線が動いてる。
「アンタの太ももにいてる」
「うわ〜〜」ってまたも
振り払い、次男も眼鏡を取りに行く。
その1本の線は毛虫やん。
今度は床を這っている。
「なあ、僕、怖い、あかん。母さん、どないかして」って
半べその次男
いつもえらそうな口を聞きながら
とんでもない怖がり。
虫は苦手。遊園地のコーヒーカップも怖いヤツ
「え〜〜母さんも怖いやん」
「僕のほうが怖いねんて・・・」って顔が引きつってる。
私は怖いっていうか気持悪いから側で見たくない。
「しゃ〜ないなあ」って
毛虫の進行方向に新聞紙を広げ、そこに招き入れた。
くるんで、ビニール袋に入れて
その口をきゅっと結ぶ。
「これで大丈夫!!」
「なあ、他にもついてない?よ〜見て」って
云うから頭の先からつま先まで点検。
そしてランドセルもひっくり返して点検。
それでも気がおさまらんみたいで
「シャワーしてきていい?」
「うん」
と耳の中までゴシゴシしてきたらしい。
毛虫事件が終了して一息ついてると
娘から電話。
本当は校内持込禁止の携帯ではあるけれど
なんせ遠いので、
学校内では電源OFFで絶対に鞄から出さないを約束して
持っていかせている。
先生に見つかると
預かり指導で保護者呼び出しとなる。
怖っ・・・
「どしたん?」
「自転車、パンクかもしれん。空気がないねん」って
「え〜買ったばかりやん」
そう、買ったばかりの自転車。
おまけにパンクしても大丈夫っていうなんかよ〜わからん液を
勧められて
それをオプションでつけたのに
なんでやねん!!
って
買ったとこに文句を云いに行きたいが
それは我が家の近所。
娘がいるのは学校の近く。
なのでそれも出来ず
「とにかく、そこで自転車屋さん探して見てもらわな」
「うん。駐輪所のおっちゃんに聞いてみる」と
駐輪所のおっちゃん。
毎夕方、学校から駐輪所に戻ってくると
「おかえり〜」って云うてくれはるらしい。
きっとあんじょうしてくれはると思いながら
ネットで自転車屋さんがあるか調べる。
再度、娘に電話。
「自転車屋さん見つかった?」
「うん。おっちゃんに教えてもらって、今、来てる」
「そう。アンタお金持ってへんねんやろ?
今日はとりあえず、空気だけ入れてもらって
明日また行くから、いくらかかるか聞いといて」って切る
結局、そのパンクしてもどうのこうの液を入れてるため
応急処置がほどこされへんってことを云われてらしい。
なんでやねん!って
近所の自転車屋さんに文句の電話したろかしらん・・って思ってたら
電話がなる。
ナンバーディスプレイにを見ると中学校からやん。
17時前になっても帰宅していない長男やったので
やっとクラブに行ったんやとは思っていたが、
そこで吐いたか?倒れたか?と
想像しながら電話を取る。
中学の保健室からやん。
(え〜やっぱり、吐きよったか?)って思う。
保健室の若いお姉ちゃんは
「クラブの最中にバスケットボールで突き指したみたいなんです。
30分ほどは我慢して部活に参加してたみたいですが
あまりに腫れがひどくなって、保健室に来はりました」と
(突き指か、なら湿布はっとけばいいやん。)って
「あ〜そうですか。お手数おかけしました」
「それがえらい腫れてて、病院に行ったほうがいいと思うので
電話しました」
(うわ〜やっぱり、ただ事ですまんやん)って思うが
「分かりました。迎えに行ったほうがいいですか?
突き指ぐらいやと1人で帰ってこれますよねえ」って聞いてみる
「それは帰れます。」と
学校での怪我なのでスポーツなんとかって保険がきくから
その用紙も持たせてくれるということで電話を切る。
迎えに行かんと云うたものの
副教材販売日でいつもより荷物も多いし
やっぱり行ったろ・・・
こういうとこがやっぱり母親やわ、なんて。
病院に云ったら
左小指の付け根、軟骨の骨折といわれ、
完治まで2週間との診断
やっと、やっと、
勇気を出して参加した部活でこれかよ〜〜て
自分の息子ながら
本人には云うてないけど、
鈍くさって。
そんな私の心が見えたのか
病院の先生は
「大人なら突き指ですむとこやけど
成長期の骨の柔らかいこの子らは骨折してしまう」と私に説明し
「まぁこんなことはしょっちゅうあることやから
気にしんときや。
クラブもな、ランニングとか手を使わんのんやったら
なんぼでもやっていいからな」って
息子に言うてくれはる。
ええ先生やん。
帰り道。
「なあ、クラブ、どうやって行ったん?」って聞いてみる
「隣のクラスの○○くんが誘いに来てくれた」
「○○くんってアンタ、知ってる子?」
「ううん。知らん子。
たぶんな、先生が云うてくれたんやと思う。」
「そう」
「情けないよなあ」って呟く長男
「まあな」と答える
自分で情けないと思ってるならいいわ。
クラブ紹介も終わり、仮入部期間になっても
ぐずぐずしてるから、
「あんなぁ、母さんがアンタの腕ひっぱって
うちの子、クラブに入れてやってくださいなんて
云えんからな」
「うん。わかってる」
わかっていながら
最初の一歩が踏み出せんねんなぁ。
クラス役員を断わったのに
担任の先生、気を使ってくれはったんやと
今度、会ったらお礼、云うとこ。
やっと行きだしたクラブを
小指骨折でまた遠のくのはなぁって
思案してたら
「ボール使わんかったらいいって云うたはったから
僕、明日からクラブ行くから」って
「ランニングとかはついていけるねんけど
ボールを使う技術っていうのかなぁ
それがぜんぜんあかんねん」って息子は云う。
「小学校の時にミニバスも
最初は全然やったやろ?
続けてがんばったら最初よりかは上手くなったやろ?
人と比べんでいいやん。」って私は云う。
切ないねんな。
ほんま運動神経がないから。
そやのにバスケ部に入るって云うから切ないねん。
とまぁ、次から次へと事件発生の昨日後半
人生山あり谷あり・・・
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