昨年だったか、年金オンリー400万以下の人は確定申告はしなくてもいいとかって税務署からのふれこみ。これの意味が私によくわからない。どこから400万という数字が出てくるのか・・・今までサラリーマン生活で確定申告なんて無縁やった父も年金生活者になってから毎年律儀に確定申告に出向いていたらしい。私が引き継いだ資料の中に父の字の申告書がある。いくばくかの還付金があった様子。わけのわからん年寄りが税務署もしくは行政の税務相談にわんさか押し寄せられても困るのか?年金生活者400万以下は確定申告不要になったとしか思えない。父が脳梗塞になってからは私が確定申告をしている。したら、e-Taxでしませんか?って税務署からハガキが届く。父の年齢を見て言えよ~と毎年、そのハガキに突っ込む。ハガキ代、無駄やろ!
最初の年は医療費も100万円を超えることもなく、還付金少々。それでも還付金はありがたい。有馬の温泉病院に入院してからは毎年100万を超える医療費で障碍者控除や生命保険控除を入れなくても、年金からひかれた所得税は全て還付される。おおかた4万やもん。これは大きい。
昨年から義父の確定申告もするようになった。こちらは父より年金も多い。が、400万以上。義父はここ何年も確定申告なんてしていないと豪語していた。が、やたらかけている生命保険。これの申請だけでもいくらかは戻ってくるはずと昨年は1万円ほど還付してもらう。400万円以下の人は確定申告は不要という税務署のふれこみを信じていたら、1万円損していたやん。っていうか、そんなことも関係なく確定申告をせずのこの数年、損していたんとちゃうん?おとーさんって思う。5年間はさかのぼって医療費控除ができるらしいが、証明書類がないので無理。
まっ、ここは私がかかわっていないからええや・・・
っで、今回。
昨年、1月から有料老人ホームに入居。そこから通所介護(デイサービス)に通ったり訪問介護を受けている日々。認知症という病気になったための対応。広い意味で医療行為なら、医療費控除が使えるんやないの?と国税庁のサイトを見る。
通常の医療費控除は病院に行くための交通費も申請できますとか、そのあたりは認識しているが介護サービス料については無知。父が入院している有馬の病院の毎月の領収書には支払った金額と控除金額の二つの項目。今まではそこの違いの意味するところを気にせず、控除金額の合計を申請していた。今回、この差額は何なのかを確認。洗濯代とテレビ代以外の金額が控除金額となっていることに気づく。
介護サービス料で医療費控除として計上できるのは、父のような療養型医療施設の施設代=入院代で、義父母のような有料老人ホーム代はNG。認知症高齢者グループホームもNGと施設の形態によって介護サービス料の医療費控除が異なることを知る。基本、医療に携わったことに医療費控除が該当するというものなんやろうけれど。広い意味で認知症という病気で老人ホームに入っているのに・・・NGなんだと(*´з`)
常々思うこと。要介護度の認定も認知症の人は外からみて明らかな点がなかなか見えにくくちょっとしたことで認定が変わったり、厳しかったりする。父のような脳梗塞の後遺症による左半身マヒとなれば障碍者手帳ももらえるし明らかに人の手がいるという点で認定の判断がしやすかったりする。でも、義母は明らかに一人では生活は無理。身体は丈夫やけれど、一人で外にも行けない。部屋の中のトイレでさえ迷子になったりする。でも、有料老人ホームは医療費控除NGらしい。義母が有馬に入院していたら医療費控除になるんやろうか?
そんなルールに目くじらをたてても事は進まないので、少しでも控除にならないかと熟読する。義父母の領収書類を確認する。病院代は問題なく医療費控除に分類。通所介護はNG。国税庁のサイトによると介護サービス料の医療費控除は医療施設や事業所等が控除対象金額を明記しているという記載がある。それに基づくと通所介護はNG。訪問介護は一部NGでだいたい控除対象。通所介護と訪問介護でこの区別の意味がイマイチ理解できないが、まぁ、はっきりと控除額が記載されているのでこれを医療費控除に分類。すると、二人で27万円ほどになった。還付金は昨年より8,000円増加。
ということで、高齢者二人の確定申告完了。還付金はそれぞれの口座に入るが達成感に満足の私\(^o^)/
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