この時期になるといつも思い出す。
センター試験で下手こいた。
がダメもとでチャレンジするために必死に勉強していた長男の姿。
今でも胸が締め付けられる。
「母さん、センターがこんな過酷やと思わんかった」といい
「ぁあ、ここで物理の勉強がしたかった」と呟いた。
「ダメ元で受けたらいいやん」
でチャレンジしたが、結果は撃沈。
「この1ヶ月は今までで一番勉強したし後悔はしてへん」
浪人を回避したい思いで後期受験に向けて気持ちを切り替え勉強する。
この辺りの切り替え方、集中力は我が子ながら潔い。
16倍とかの倍率なのに、試験を終えて、出来た感に溢れていた。
結果は受かってしまった。
そう、あぁ、受かってもうた・・・
・・・という気持ち。
本人も
「こんな嬉しくない合格はないわ」と吐露する。
でしょうよ。
ここがNGなら迷うことなく浪人の道に進んだでしょうに。
入学金支払い期日ギリギリまで悩んだ末の浪人。
浪人する限りは上位で合格するという気持ちでの浪人生活。
淡々としながらも、着実に歩み、結果、2位合格。
高3のセンター試験終了後から合格するまでの1年ちょっとで、精神的にかなりの成長を見られた。
彼にとって浪人は非常に意味があった。
そんな息子の入学式は喜び勇んで参列した。
あれから4年。
学部の卒業式があるらしい。
そのあと、学部、院合同の入学式もあるらしい。
両方とも平日。
すでに二十歳を超えた息子。
卒業式も入学式ももうええやろ。
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