夏の夜は窓全開と扇風機で寝る我が家。
ベランダがガタガタうるさいのと暑くて喉が乾いたから目が覚めた。
あれは何時やったのかしらん。
お茶を飲んで、ガタガタうるさいベランダのサッシを閉めて寝た。
朝。
起きたら、いつもは開けっぱなしのトイレや玄関の小窓が閉まっている。
「窓、閉めた?」と聞いてみる。
「夜中、雨風がすごくて雨が入ってきてた」
「へぇ、そうやったん」
「お前、爆睡してた」
「ベランダがガタガタうるさいからサッシ閉めたで」
「それはだいぶんあとや」
「ふーん、雨風、そんなにすごかったんやー」
知らんかった。
深く眠りに落ちるとまぁ何があっても気づかんこの頃。
昔、娘が生まれて3ヶ月目ぐらいまでは夜中、一晩中ずーと抱っこをしていた。
寝かすと泣く赤ん坊で、育児ノイローゼにはならんかったけれど、そうなるママさんの気持ちはよくわかる。
夜中に出口の見えないトンネルにいてる感じ。
3ヶ月過ぎて夜、寝れるようになったときのあの幸せな気持ち。
あれ以来、夜、今から寝るという状況が一日で至極のときとなった。
夜に身体を横たえることのできる幸せを存分味あっている。
そんな幸せ真っ最中に起きる出来事にはなかなか気づかない。
年とともにいろいろ経験を重ねると、怖いものが無くなってくる。
我ながら恐ろしい。
感情と脳を並行して動かせる能力は実父を亡くしたときに実感した。
頭と気持ちがリンクしてしまうのは子どもがらみぐらいであろうと思うこの頃。
それもよほどのことがない限りは冷静に判断できる。
先日、仕事中に脅しの電話がかかってきた。
あれは明らかに脅しである。
私が職場で公開しているフィクション小説に
「嘘を書くな」
と文句の電話をかけてきた輩がいてた。
フィクション小説というのは作り話である。
私の妄想に文句をつけられ挙句脅された。
カッーと腹立つのをグッと抑え、言葉を選んで対応しつつ、電話を切ってやった。
私も大人になった!と自分の成長を感じた一瞬だった(笑)
年を重ねるというのは怖いものが無くなっていくことなのかもしれない。
ちなみに私が子どものときに怖かったのは、雷と黒いネコだった。
今はどちらも怖くない。
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